丹波で起業した人たち

ビーツを使って丹波に新しい特産品を

ペッパーまきの 西野裕子さん
  連絡先:0795-72-1669
柏原町北中
ご主人の定年退職とともに、ご主人の地元である丹波市に移住した西野さん。義両親の遺した畑にてご夫婦で家庭菜園を楽しみ、「自然の恵み豊かな食卓を少しでも多くの人に楽しんでもらえたら」と道の駅で農作物を販売しています。2019年にはそれまで前例のなかった「ビーツケチャップ」の加工・販売にも挑戦。オンリーワンの加工品を通して西野さんが叶えたい「丹波の未来」についてお伺いしました。

ABOUT ペッパーまきの



■経歴

山口県生まれ、静岡県育ち。静岡県での公務員時代にまちづくりに関心を持つ。その後公立図書館・大学図書館等で司書を務める傍ら、調理・福祉に関するものをはじめ、数多くの資格を取得。。2007年に夫の実家である丹波市柏原町に移住。書物から学びながら農作業にかかわり、豊かな自然の恵みを実感。安全で栄養価の高い野菜や、手軽に食卓に取り入れられる農作物の加工品を手掛け、道の駅などを中心に販売を行う。丹波の自然の恵みを生かした農産物とその加工品で、丹波を元気にしたい。その思いに賛同してくれた亡き義母の名前を入れた「ペッパーまきの」を屋号に、食についての発信を行う。


■ご挨拶

抗酸化力の強いビーツをはじめとし、丹波の気候で無理なく育てられるもの、なるべく農薬や化学肥料を使わず自然な形で栽培できる農作物を中心に育てています。2019年に販売を始めたビーツケチャップは、お好みのメニューにかけるのはもちろん、調味料としてカレーやケチャップライスに使っていただくのもおすすめです。不足しがちなミネラル分も手軽においしく摂取できますので、ぜひお試しください。


サービス・メニュー


■菜園の野菜

丹波市に移住してしばらくたってから、家族の健康のためにと家庭菜園からスタートしました。収量が増えたので、道の駅や直売所などで販売もしています。菜園ではミネラル分の多い、色の濃い野菜や、ちょっと珍しくておしゃれな野菜など、自分好みの野菜を育てています。在来種や固定種の種を使用し、丹波の気候に合ったものを無理のない方法で栽培しています。


ビーツのほか、ケール、アーティチョーク、スイスチャード、カーボロネロ、マーシュ(ラプンツェル)、レタス類、5色のプチトマト、ハーブなどが中心です。レタス類は、アントシアニンを意識して赤いレタスを多く栽培しています。また、オークリーフというちょっとしっとりとした甘めのレタスもおすすめです。


(アレンジ自在、芳香がアクセントになるハーブ ディル)

■ビーツケチャップ

ビタミン・ミネラルが豊富で、鉄分の吸収もいいといわれるビーツを使ったケチャップです。国内での販売は行われておらず、商品開発のためにアメリカからビーツケチャップを取り寄せたこともありました。材料は、ビーツ、玉ねぎ、にんにく、リンゴ酢、砂糖、塩、香辛料ととてもシンプル。また、ビーツはもちろん、玉ねぎやニンニク、香辛料の唐辛子は自家製です。スパイスはオリジナル調合で、合わせやすいマイルド味と、ピリッとスパイスを聞かせた中辛の2種類があります。


(丹波市産 ビーツケチャップ)


■おすすめメニュー


(甘み旨味が凝縮された、とろっと濃厚なビーツケチャップ)

肉類のソースや野菜スティックのディップソースなどそのままつけたりかけたりするだけでビーツの風味と栄養を手軽に摂ることができます。ケチャップライスやナポリタン、カレーの隠し味など味に深みを出す調味料としても使えますし、中華料理の酢豚のたれやスープに加えたりとアレンジは広がります。ビーツ本来の甘みを生かしていますので、砂糖や食塩は控えめ。たっぷりかけても安心して召し上がっていただけます。


(ビーツケチャップを使うと、食卓に彩りが増えます)

■販売先

自家製野菜、ビーツケチャップともに、「道の駅丹波おばあちゃんの里」「JA丹波ひかみとれたて野菜直売所」で販売します。ビーツケチャップは残りわずかで次回収穫から随時加工に移ってまいります。
インターネットショップも開店していますが、こちらは2020年夏からの販売開始となります。




■情報発信

農業やビーツについての情報はもちろん、自家栽培をしながら感じたこと、暮らしと環境のこと、挑戦している「プラスティックフリー生活」などについても、ブログで発信しています。食の安全や環境保護について知っていただく場、ともに考える仲間に出会える場があればと考えています。
「丹波ベジキッチン」
http://tanba-nishino.com/


(ブログではビーツを使ったおすすめレシピの発信も)

今後の展望・メッセージ




ビーツを育ててみて感じたのは、丹波の気候での栽培に適していて、高齢者でも無理なく育てられる作物だということです。一緒にビーツを栽培し、ケチャップを作ってもらえる仲間が増えていくことを望んでいます。そして丹波の特産品として新たにビーツケチャップを打ち出していけたらと思っています。
今後は糖度の高い食用ほおずき(ゴールデンベリー)のドライフルーツを洋菓子店と提携して発信するなど、珍しい作物や加工品を使って丹波の農作物の力と魅力を知っていただければうれしく思います。

店舗情報


ペッパーまきの

■連絡先:0795-72-1669

■web http://tanba-nishino.com/


■販売先

〇道の駅丹波おばあちゃんの里
https://michi-kasuga.jp/
兵庫県丹波市春日町七日市710
舞鶴若狭自動車道「春日」インターチェンジ下車すぐ
年中無休、臨時休業あり
営業時間 8:30~18:00

〇JA丹波ひかみとれたて野菜直売所
http://ja-toretateyasai.jp/
兵庫県丹波市氷上町市辺440 JA丹波ひかみ 本店前
北近畿豊岡自動車道「氷上」インターチェンジ下車すぐ
年末年始除く年中無休
営業時間 9:00~18:00

〇インターネットショップ
https://tanbanishino.base.shop/